狭山丘陵の都立公園ガイド
狭山丘陵の4つの都立公園を中心に、その見どころをご紹介します。
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思考する里山6〜7月

●思考する里山 6〜7月●

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解説

   
   
    アズマヒキガエル  

アズマヒキガエル 野山北・六道山公園 7月1日

アズマヒキガエルは、一般にガマガエルなどと呼ばれ、大きなカエルのイメージがありますが、オタマジャクシからカエルになったばかりは、まだこんなに小さい姿でかわいいものです。普段は森で暮らし、産卵の際に池などに降りてきます。

   
    雑木林のコナラ   雑木林のコナラ 野山北・六道山公園 6月30日

コナラは秋にたくさんの葉を落とし、これを堆肥として利用します。里山の雑木林を代表する樹種として、クヌギとともに大切に管理されてきました。春の銀白色の新緑も美しいものですが、夏が近づくとともに鮮やかな緑の葉が大きく開き、太陽をいっぱいに受けます。樹木の力強い生命観を感じる姿です。
   
    ヨツスジハナカミキリ   ヨツスジハナカミキリ 野山北・六道山公園 6月15日

ヨツスジハナカミキリは幼虫は枯れたスギ、ヒノキなどを食べ、成虫になると花の蜜を吸って暮らします。背中に黒い筋が4本あるのが名前の由来です。瑞々しいアジサイの上で出逢った2頭のカミキリの交尾は、里山の自然と、命の美しさを象徴するような素晴らしい光景でした。
   
    ツノマタタケ   ツノマタタケ 狭山公園 6月27日

ツノマタタケは、こう見えてもキクラゲの仲間で、柔らかいきのこです。針葉樹が好きなようで、少し古くなった公園のベンチや橋などでよく見かけます。高さが1cmに満たないような小さいきのこですが、鮮やかな色でよく目立ちます。
   
    オオホシオナガバチ   オオホシオナガバチ 狭山公園 6月12日

オオホシオナガバチの♀は非常に長い産卵管を持っており、これを枯れた木に差し込んでカミキリ類の幼虫に卵を産みつけます。孵化した幼虫はカミキリの幼虫に寄生して成長します。長い産卵管は木の中でどんな動きをしているのでしょうか、時間をかけて木の中をさぐりながら産卵していました。
   
    シュレーゲルアオガエル   シュレーゲルアオガエル 里山体験エリア 6月20日

シュレーゲルアオガエルは野山北公園の田んぼで、もっとも普通に見られるカエルです。アカガエル類などよりやや遅く、5月ごろに白い泡のような卵塊を田んぼに産みつけます。かわいい姿で子供たちに人気があります。
   
    オオバギボウシの蕾   オオバギボウシの蕾 野山北・六道山公園 7月1日

オオバギボウシはやや湿りけのある半日陰に普通に見られます。若芽はウルイの名前で山菜としても有名ですが、初夏に咲く薄紫色の花もたいへん美しいものです。決してあせらず、時が満ちるのを待っている蕾を、僕たちも見習いたいものです。
   
    ネムノキ   ネムノキ 東大和公園 6月23日

ネムノキは新芽の展開が遅く、春も終わりの、だいぶ暖かくなってからやっと葉を出します。夜になると葉をつぼませる姿が、眠りにつくようだということで、この名がつきました。夏に咲く鮮やかなブラシのような赤い花も美しいものです。
   
    スジグロシロチョウとオカトラノオ   スジグロシロチョウとオカトラノオ 野山北・六道山公園 6月28日

雑木林の外れにオカトラノオが群生し、そこにたくさんのスジグロシロチョウが密を吸いに来ていました。モンシロチョウに似ていますが、名前の通り羽の黒い筋が目立ちます。モンシロチョウよりやや暗い環境を好み、雑木林周りではむしろこちらの方が普通に見られます。こんな素晴らしい光景が見られる里山の自然を、いつまでもこの東京に残していきたいものです。
   
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