狭山丘陵の都立公園ガイド
狭山丘陵の4つの都立公園を中心に、その見どころをご紹介します。
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夏への里山

●夏への里山 6月〜7月●

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解説

   
   
    ヌマトラノオ  

ヌマトラノオ 東大和公園 7月1日

丘陵地に群生するオカトラノオとよく似ていますが、やや小型で、花穂が立ちあがることで区別できます。湿地を好み、水辺にすっくりと立つ姿には、梅雨の蒸し暑さを忘れさせるすがすがしさがあります。

   
    アワタケ  

アワタケ 東大和公園 7月1日

梅雨時から夏の間が、里山で最も多くのきのこが発生する季節です。きのこ分類のポイントは傘の裏側のひだの様子を見ること。手に取って観察してみてください。このアワタケというきのこは傘の裏は小さな穴の集合になっています。その穴(管孔)が多角形なのがアワタケの特徴です。雑木林のコナラなどと共生し、樹木の生育を助けています。

   
    メスグロヒョウモン   メスグロヒョウモン♀ 野山北・六道山公園 6月25日

ある日突然、尾根道のオカトラノオの群落はヒョウモンチョウたちの楽園になりました。ミドリヒョウモン、メスグロヒョウモン、オオウラギンスジヒョウモンらが、つぎつぎとやってきては蜜を吸っていました。その中でひときわ美しかったのが、このメスグロヒョウモンの雌です。雌が黒いのでその名があります。
   
    田植え風景  

田植え風景 野山北・六道山公園 6月9

里山の風景には田んぼはなくてはならないもの。今年も野山北・六道山公園の田植えには200人の人が集まりました。 公園スタッフも総出です。女性レンジャーの丹が、大きな声をあげて苗束を投げ、ボランティアで来てくれた人に補充した瞬間です。

   
    ヒダリマキマイマイ   ヒダリマキマイマイ 野山北・六道山公園 7月7日

名前の通り左巻の大型のかたつむりで、平地では黄褐色、山地では赤褐色となります。よく似た大型種のミスジマイマイが樹上を好むのに対し、高い木がなくても生活できるため、都内でもよく見られるようです。ミスジマイマイは右巻きですから簡単に見分けることができます。
   
    ネムノキ   ネムノキ 野山北・六道山公園 7月2日

ネムノキの花は花弁が短く、ほとんど目立たず、長さ3〜4cmの雄しべが多数ついて、まるで花火のように見えます。遠目に見ても美しいものですが、ぜひ近付いてよく見てください。ピンク色の雄しべの先端に黄色い花粉がついているのが分かると思います。この花が咲くと夏はもうすぐです。
   
    シロスジカミキリ   シロスジカミキリ 野山北・六道山公園 7月2日

シロスジカミキリは国内最大のカミキリムシで、体長は20〜36mmほどにもなります。幼虫はクヌギ、コナラ、クリなどの生きた枝を食べるため、この虫がいる木には穴がたくさん開いています。写真では上が雄ですが、雌を探すために、雌よりもやや長い触角を持っているのが分かります。

   
    少年たちと宝物   少年たちと宝物 里山民家 6月27日

ゴマダラカミキリにコクワガタ、子どもたちが、自分で採った虫を自慢しにやってきました。カゴの中には買ってもらった大きなカブトムシも入っていましたが、「一番大事なのを撮ってあげる」といったら、小さなコクワガタを選びました。小さくてもこの里山で出会い、自分で採った宝物なのです。

   
    シュレーゲルアオガエル   シュレーゲルアオガエル 野山北・六道山公園 7月3日

初夏の田んぼにコロコロと美しい声を響かせるシュレーゲルアオガエル、6月2日の代かきでは、144個の卵塊が見つかりました。あれから一か月、たくさんのおたまじゃくしが無事に育ち、あとはしっぽが消えるだけ!水辺の草の上を探せば、今年かえったばかりの若いシュレーゲルアオガエルたちが見られることでしょう。

   
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