狭山丘陵の都立公園ガイド
狭山丘陵の4つの都立公園を中心に、その見どころをご紹介します。
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里山の木陰を歩く

●里山の木陰を歩く 7月〜8月●

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解説

   
   
    土用干  

土用干 野山北・六道山公園里山体験エリア 8月15日

夏の暑い時期に田んぼの水を抜くことを「土用干」といいます。これをすることで稲は水分を求めて根を伸ばし、台風などにも倒れにくくなります。人間と同じで、甘やかしてばかりでは育たないということです。見渡すとあちこちに若い穂が出始めており、炊きたてのご飯のような、甘い香りがただよってきます。

   
    雑木林の木もれ日  

雑木林の木もれ日 野山北・六道山公園 8月14日

夏場に一番気をつけなくてはいけないのは熱射病です。こまめに水分を補給し、休みながら歩きましょう。子供たちの顔色にも気をくばってあげてください。

   
    シュレーゲルアオガエル   シュレーゲルアオガエル 野山北・六道山公園 8月14日

つい一か月前までは、田んぼの中で、コロコロキリキリ美しい声で鳴いていたシュレーゲルアオガエルが、田んぼからずいぶん離れた森の中にいました。アカガエル類、ヒキガエル類なども、産卵は水辺で行い、大人になってからの生活は森の中に移ります。水系と森がつながる環境があることが、彼らが生きていける条件なのです。
   
    アオイトトンボ  

アオイトトンボ 野山北・六道山公園 7月25

アオイトトンボは腹の長さが3cmほどの小さく、か細いかんじのトンボですが、宝石のように輝く色彩が目をひきます。池や沼の周りに開けた草地などがある環境で生育します。7〜9月ごろに見ることができます。

   
    タマゴタケ   タマゴタケ 狭山公園 7月26日

赤い傘、黄色い柄、白いつぼ(柄の基部にある袋状の部分)を持ったタマゴタケは、一度見たら忘れられない明快な色彩のきのこです。夏に里山の雑木林から、亜高山帯のカラマツ林まで、様々な環境で発生します。生きた樹木と共生し、お互いに養分をおぎないあいながら生活しています。
   
    ヤマユリ   ヤマユリ 東大和公園 7月17日

汗をかきながら山道をあるいていると、ふと強い香りただよってくる。見上げれば大輪のヤマユリが、斜面から降りかかるように花を吊り下げている。いかにも日本の里山の、夏らしい光景です。しばしば盗掘の対象になってしまう花ですが、やはりこのように自然の中にあってこそ、その力強さ、優雅さが感じられるものです。
   
    ウバユリ   ウバユリ 野山北・六道山公園 8月8日

ウバユリは、夏にやや暗く湿り気がある林床で見られます。花が咲くまでは5年以上かかり、それまでは葉だけをつけて花は咲きません。花が咲くときには葉が枯れ始めるので、その様子を年老いた乳母に見たてて名前がついたとされています。野山北・六道山公園の細田谷戸には100株近くの大群落があります。

   
    ニホンミツバチ分峰   ニホンミツバチ分峰 野山北・六道山公園 7月23日

ニホンミツバチ巣では4〜8月頃に新しい女王が誕生し、何千匹もの働き蜂を伴って元の巣を出てゆきます。巣は大きな木の洞や、石垣の間の隙間などに作られますが、条件のいい場所が見つかるまでは、このように木の枝などに集まって過ごします。この状態は偵察のために飛んでいる蜂が、適当な場所を見つけてくるまで続きます。

   
    カタツムリ類の幼体   カタツムリ類の幼体 八国山緑地 7月17日

雨の後の雑木林では、カタツムリの仲間をたくさん見ることができます。この個体はごく若いミスジマイマイと思われますが、幼体での同定は難しく、確証できません。写真では縮めていますが、この倍以上も触覚を伸ばして、久々の雨の後、サルトリイバラの葉の上を歩いていました。

   
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