狭山丘陵の都立公園ガイド
狭山丘陵の4つの都立公園を中心に、その見どころをご紹介します。
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深まる秋の里山

●深まる秋の里山 11月●

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解説

   
   
    水辺の風景  

水辺の風景 野山北・六道山公園 11月10日

すっかり里山の風景に溶け込んでいるこの池ですが、実は去年までは移入種のオオブタクサが埋め尽くす休耕田でした。土の中に眠っている貴重な植物の種(埋蔵種子)が、土を掘り起こし、水を入れることで蘇ってくれることを期待し、池を作ったのです。この秋、さっそくタカアザミという、去年までは見られなかった植物が復活してくれました。

   
    オトコヨウゾメ  

オトコヨウゾメ 野山北・六道山公園 11月6日

コナラやクヌギなど、大きな木にかくれて目立たない低木ですが、オトコヨウゾメは雑木林の舞台の、素晴らしい役者です。春には和菓子のような清楚な花を付け、秋の赤い実もかわいいものです。葉が対になって付き(対生)、枯れると黒くなるのが大きな特徴です。

   
    ノブドウ   ノブドウ 狭山公園 11月16日

ノブドウは里山で普通に見られるブドウ科の蔓植物です。実は房状にはなりませんが、白〜ターコイズブルー〜紫と、美しいバリエーションがあります。食べることはできません。
   
    ツユムシ  

ツユムシ 八国山緑地 11月12日

夏の間、子供たちを夢中にさせた虫たちともお別れの季節がやってきました。秋の冷たい雨に打たれ、このツユムシもほとんど動くことができませんでした。また来年会えるでしょうか?「ありがとうね、がんばったね。」そんな言葉をかけたくなります。

   
    ヒイロベニヒダタケ   ヒイロベニヒダタケ 東大和公園 11月8日

雑木林の古い枯れ枝から、小さなきのこが出ていました。成熟するとヒダがピンク色になるので、この名があります。シイタケのホダ木が古くなったりすると出るきのこです。秋も遅くなり、きのこの種類は少なくなりますが、よく見て歩くと何かに出会うことができます。
   
    リンドウ   リンドウ 野山北・六道山公園 11月17日

木々が赤く染まるころ、林床に青いともし火が点くようにリンドウが咲きます。それほど珍しい花ではないのですが、目立つところに咲いていると、盗掘されてしまうことも多いです。本当に植物を愛する人ならそんなことはしないでしょう。この花に、出会ったときの、ハッとするような驚き、美しさ、自然の中で生きていく強さ、盗掘はその全てを無にします。
   
    トチノキ   トチノキ 狭山公園 11月12日

トチノキは他の木々に先立って黄色く色づきます。一つの木の中で黄色い部分、緑、茶色があり、重なり合ってとても美しいものです。これにクヌギ、シデ、アオハダ、コナラと黄色く色づく木が続き、里山は黄金色に染まっていきます。

   
    ノハラアザミ   ノハラアザミ 野山北・六道山公園 11月12日

ちょっと前まで、紫の花をたくさん付けていたノハラアザミの群落に、白い綿毛が目立ってきました。ルーペで見ると銀色に輝き、とてもきれいです。この次に強い風が吹いたら、みんな飛んでいくのでしょう。公園ではまとまった花の群落は大切に見守り、草刈りのときなども、手間をかけて残しています。ここのノハラアザミの群落も、毎年大きくなっています。

   
    ウワミズザクラ   ウワミズザクラ 野山北・六道山公園 11月16日

紅葉の色は毎年違いますが、今年は特別に明るくきれいなようです。その中でも少し肌色がかった朱色が美しいウワミズザクラは、野山北・六道山公園ではとても多いこともあり、よく目立ちます。葉の先が長く尖ること、葉痕(枝に残る、葉がついていた痕)が大きいことでヤマザクラと見分けます。

   
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