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2012年6月29日
今回のガイドウォークでは、里山での暮らしの紹介と、
その周りに棲む初夏の生きものを探しに行きました。
そして、こんなに豊かな岸田んぼが辿った歴史とは・・・
まずは、里山の暮らしってどんな暮らしだったの?
「 このお家は、200年前に建てられたお家を
モデルにして建てたんだよ。
ここは、今でいうキッチン。
昔からのことばでは、ヘッツイと言うよ。
薪を燃やして、料理をするんだ。
実はね、薪を燃やしたカス「灰」も大切にとってたんだよ。
なんでだと思う?
これはね、お野菜とかを育てるときの
肥料に使ったんだよ。
最後まで捨てないで使うなんてすごいね!」
「さあ、次は田んぼで生きものを探しにいこう!」
本日は、シュレーゲルアオガエルの成体とオタマジャクシ、
アメンボ、ミジンコ、コバネイナゴやヤブキリ、ヤマアカガエルの幼体など、たくさんの生きものに出会えました。
「田んぼには、色んな生きもの
が集まってくるんだね。」
「今度は森の中を探検するよ!
手を入れた森と入れない森では、明るさもずいぶん違います。
里山に棲む生きものは、ある程度手が入った森がお気に入り。
そんな森には、どんな生きものがいるんだろう?」
森の中では、山に帰ってきたヤマアカガエルの幼体やキランソウ、オトシブミなどに出会いました。
「今日は、たくさんの生きものに出会えて楽しっかったね!
実は、ほんの少し前までここの田んぼにはゴミがたくさんあって
生きものが棲めない時があったんだよ。
でもね、これじゃいけないと気が付いて
みんなでここを大切にしようって活動をして
キレイになって生きものも戻ってきているんだ。
いつまでも今日見た生きものたちと一緒にいられるように、
みんなもここで田植えをしたり、山で木を守ることをしたり
なにか興味があることがあったらいっしょに参加してみてね。」
今日のガイドウォークは、これでおしまい。
次はどんな生きものに出会えるのかな?
2012年6月24日
7/7の七夕に向け、今日は来園者の皆さんと民家で七夕飾り作り!
折り紙くらぶのメンバーが星飾りや輪っかつづりなど教えてくれたので、
初めての方も上手に作ることができました♪
子ども達も自分で作った飾りや短冊に願いを込めて飾り付け。
おかげですてきな七夕が民家にできました!
作った七夕の前で記念写真!
今日作った七夕飾りは、母屋内と正面玄関に飾っています。
短冊も用意してありますので、みなさんも願い事を書いて飾ってみませんか?
里山の七夕に願いを込めましょう!
カテゴリー:里山体験|野山北・六道山公園ボランティア
2012年6月24日
今日は梅雨の合間の、晴れた日でした。田んぼまわりだけではなく、雑木林にも足を運びました。
ガイドウォークの始めに里山民家の紹介をしました。
レンジャー:「“さとやま”はどんな所か知っているかな?」
参加者:「生き物が沢山いるところ!」
皆さんの持っているイメージも聞きながら、民家の解説をしました。
雑木林(西の森)に行くと、まだ小さなヤマアカガエルや、アズマヒキガエルのあかちゃんの姿が見られました。
「オタマジャクシの頃のすみかになる田んぼと、カエルになってから暮らす雑木林の両方がここにはあるから、このカエルたちは生きていけるんだよ」
カエルたちは全て水辺に居ると思っていた参加者は、すこし驚いている様子でした。
中広場では、バッタの追い込み漁をしてみました。
手を繋いで輪になり、徐々に追いこんで行きます。
シーツには、まだ生まれたてのコバネイナゴや、幼体のヤマアカガエルがびっしりと集まり、悲鳴の様な歓喜の声も聞こえてきました。
「バッタの赤ちゃんは、草が短い所で育って、それからイネに移っていく。カエルもまだ小さいから、こういう所で小さなバッタを食べて暮らしているんだね」
下田んぼではシマヘビを発見!
なんとか捕まえ、少しだけ触ってみることにしました。子供達は怖がるどころか、興味津々でヘビの体を触っていました。
「カエルが沢山いるから、ヘビもやってくるんだね。さっき見た小さなカエルは小さなバッタを食べている。こうやって命が繋がっているんだね。」
参加者の方も次々に生き物を色々見つけ、里山での人の関わりや、色々な生き物たちの命の繋がりが見られたガイドウォークでした。
2012年6月24日
今日の民家では、朝早くから畑で小麦刈り!
台風によってほとんどの小麦が倒れていましたが、去年よりも実りが良く、
穂が重たそうに頭を垂れていました。
刈った小麦を2週間ほど乾燥させてから脱穀をします。
一方、お勝手では伝統食つたえたい♪の活動。
去年田んぼで獲れたお米でおにぎり作りをしました。
お昼に民家で配布し、「おいしい!」と大好評!!
そんなお米を作る田んぼでは、草取りイベントが開催され、45名の方が参加しました。
みんなで草を取って、稲が良く育つように田んぼのお手入れ♪
今年のお米も楽しみですね!
午後からは里山発見プログラムも行われ、
子どもたちに気に入った生き物を観察して、絵を描いてもらいました。
夏の里山は、生き物がいっぱいでどれにしようか迷っちゃうね!
今日の田んぼの草取りでも泥の匂いや感触を体で感じられ、
お米づくりの楽しさ体験をできました!
次回7/14の田んぼ草取り②もまだまだ参加者募集中です!!
夏の里山で田んぼ体験してみませんか?
ご参加お待ちしております!
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2012年6月19日
2012年6月13日
今日は、雑木林(東の森)ボランティアの活動日!
作業だけが雑木林の活動ではありません!!
アドバイザーの平城尚史氏が解説をしながら、
メンバーと雑木林の植生調査を行いました。
昨年80種だったエリアから約90種の植物を確認しました!
その中から、今日見つけた植物の一部をご紹介します。
小さなお花のムラサキシキブ。
白と桃色の2色の花をつけたウメモドキ。
おいしそうなクサイチゴ♪
緑でいっぱいの林の中も探してみると色鮮やかな植物がいっぱいです。
雑木林活動によって、少しずつ林の中に仲間が増えています。
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2012年6月13日
今週末は、以下の2つの講習が同時開催され、初心に戻る2日間でした。
*「第2回 雑木林安全管理講習~夏の安全対策」(雑木林のボランティア向け)
*「夏の安全対策講習」(その他の野外で活動するボランティア向け)
計51名のボランティアが参加し、大いに学び合いました。
(1日目:28名、2日目:23名)
講師はもちろん、この方。
アドバイザーの松井一郎氏(森林インストラクター)です。
継続・新規ボランティア問わずに、気を引き締めて安全に活動できるように
みんなで夏の安全対策について学びました。皆さん、本当に勉強熱心です。
夏に注意すべき2大項目は、「熱中症」と「ハチ」
ハチ対策では、ポイズンリムーバーを実際に使ってみました。
いざという時にあわてないための実習です。
続いて、救急箱の中身の確認。
リストを見ながら一つ一つチェック!
午前中の「夏の安全対策講習」はここまで。
午後は引き続き、雑木林のメンバーによる安全管理講習。
まずは、野外での事故発生時の訓練から。
誰かがハチに刺されたらどう対応するか!?熱中症の場合には!?
座学で学んだことを生かして実際にシミュレーションしてみます。
一日目は雨だったので、屋内でも実施。
こちらは搬送方法を学んでいます。
渾身の演技で各班ごとに実演!
道が狭い場所ではこういった運び方も有効です。
さて、訓練後にふと脇を見るとミズイロオナガシジミが。
ほのぼのとした瞬間♪
さて、その後は課題解決ワークショップ。
1日目は、「活動中、カミナリが鳴り始めたが、あなたが班長だったらどうするか!?」
2日目は、携帯電話に関する事故の事例を踏まえ、「あなたなら携帯電話を活動場所に持っていくか!?」
のテーマについて班ごとにディスカッション。
事故が起こる可能性をそれぞれイメージして、活発な意見交換ができました!
最後は安全管理の心構えについて。初心に振り返ります。
そして、この言葉で閉めて頂きました。
しっかり講習を受けて、夏の危険に備えて活動に臨む準備が整ったようです♪
今年の夏も、無事故でボランティア活動が終わりますように!
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2012年6月12日
今日は、伝統食つたえたい♪の活動「柏餅作り」!
6/5を「食い節句」といい、柏餅をたくさん作って食べる日とされていました。
昔は、この時期はきつい労働続きで体が疲れているので、
柏餅やご馳走をたくさん食べて栄養を付けたのだといわれています。
柏の葉で包んだ後、もう一度蒸すと
お餅に柏の葉の匂いが付きとてもいい匂いがします♪
調理場では、伝統食のおかあさん達に教えてもらいながら、子どももお手伝い。
「はやく食べたい~!」と言いながらも一生懸命作ってくれました。
自分で作った柏餅は特別おいしかったね♪
おいしくておかわりをしていた子もいました!!
出来上がった柏餅は、来園者のみなさんに振る舞われ、
「おいしい!」と大好評!
これからどんどん暑くなりますが、柏餅を食べて
暑い夏を乗り越えましょう!
カテゴリー:里山体験|野山北・六道山公園ボランティア
2012年6月12日
田植えが終わった田んぼに、こんな模様。
これは、カルガモの足跡です。
忙しく泳ぎ回って、いったい何を食べているの?
水の中を見てみたら…
ミジンコ!
田んぼの水が温かくなる季節に合わせて孵化します。
なんてたくさんの命。
カルガモは植物の種や、水の中の小さな生き物を食べるんですって。
泥の上でチロチロ揺れているのは?
シュレーゲルアオガエルのオタマジャクシ。
美しい若葉色のカエルになるまで、もう少しかかりそう。
あっ!
足元の草の陰に…
カエルの子どもだ!
これはアカガエルの仲間。
こんなに華奢(きゃしゃ)に見える体でも、驚くほどのジャンプ力を持っているんですよ。
草はらには、生まれたばかりの小さなバッタもたくさん。
カエルの子の、大事なごはんです。
これは?
日本で一番大きなサギ、アオサギの足跡。
生き物がたくさんいる田んぼは、
鳥たちにとっても、ごはんが食べられるとても大事な場所です。
土を耕し、水を張り、苗を植え…
そんな田んぼのリズムに合わせて、
ここにはたくさんの生き物が集まってきます。
人も生き物もにぎわう里山の田んぼへ、ぜひ来てみてください。
*生き物をつかまえたら、観察して元の場所へもどしましょう。
*外から持ってきた植物や生き物を、植えたり放すことはできません。
ご協力お願い致します!!
2012年6月9日
田植えが終わり、すっかり初夏の風景に包まれた里山民家。
この日は、公園ボランティア「野の花守り隊!」の活動日でした。
新しく設置を予定している樹名札の話し合いや
田んぼの横にある「野の花小径」の植物調査をしたりと
盛りだくさんの一日。
活動中、初夏ならではの生き物たちに、
たくさん会うことができましたので、ご紹介します♪
まずは、とっても綺麗なウラナミアカシジミ!
みんなでうっとり眺めてしまいました。
イボタノキには、ウラゴマダラシジミのカップル。
瑞々しい緑の中でひときわ目を引く、白地に斑点模様です。
とっても人懐っこい、シュレーゲルアオガエル。
まだ寝起きなのでしょうか…。
この日来ていた、「野の花守り隊!のアドバイザー:泉健司」さんからは、
「10年前からすると、各段に生き物の数が増えた!」と嬉しい声をいただきました。
これまで関わってきたボランティアや市民団体のみなさんの
アツい想いと活動の賜物ですね!
最後に、色鮮やかなノアザミ。大事にしたい植物の一つです!
たくさんの生き物で賑やかな初夏の里山民家。
みなさんもぜひ、足を運んでみてください!
カテゴリー:里山体験|野山北・六道山公園ボランティア
野山北・六道山公園インフォメーションセンター
TEL 042-531-2325 (9:00 ~ 17:00)
〒208-0032 東京都武蔵村山市三ツ木4-2
野山北・六道山公園インフォメーションセンター
(管理所)へのアクセスをご紹介します。
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駐車場スペースには限りがありますので、公共の交通機関をご利用ください。