ホーム > 野山北・六道山公園 > 野山北・六道山公園だより > 2014年1月
2014年1月30日
この日は、動物たちが寒い冬の間、どのように過ごしているのかを紹介しながら散策しました。
この田んぼでは、ボランティアさんと協力しながら、イネを育てており、そこがカエルの絶好の住みかになります。もうすぐニホンアカガエルやヤマアカガエルが産卵にやってきます!
子ども達が“モグラ塚”を見つけました。
そんな事もあろうと、アズマモグラの剥製を用意しており、実際に触れたり、穴掘りに適した前脚をじっくり観察しました。
前日に仕掛けた足跡トラップとセンサーカメラにタヌキが来ていた事がわかり、足跡やカメラに写ったタヌキをみんなで観察しました。「ボクにも、ワタシにも見せてよ~!」
センサーカメラに写ったタヌキ。
ビオトープ池の草地では、カヤネズミの巣を観察しました。
カヤネズミは草地に住む日本で一番小さいネズミで、オギやススキ等の草を編んで、その中で繁殖や冬越しをします。
狭山丘陵ではとても少ない為、彼らの住みかを大切にしています。
カヤネズミが巣材に使うオギやススキは、里山民家のような茅葺屋根の材料にもなります。
ここは、森や草地を人が利用し、手を入れる事で動物達が元気になる、そんな場所なのです。
カテゴリー:ガイドウォーク
2014年1月21日
冬になると、「フユシャク」と呼ばれる蛾の仲間が見られます。
翅があるものは雄で、雌にはありません。
そのため、雌を初めて見た方は蛾だと分からないかもしれません。
ほとんど移動しない雌は、フェロモンを出して雄がやってくるの
をひたすら待っています。
「本当に、雄がやってくるのか・・・?」
というくらい、人の目には見つかりにくいこともあるのですが、
それでもちゃんと命が繋がれている事を考えると、あえて天敵の少
ない冬に成虫になり、雌がじっとしている方法が、理にかなってい
るのでしょう。
今日は、木柵の隙間でクロテンフユシャクの雄雌を見ることがで
きました。産卵はこれからでしょうから、数日後に改めて確認をし
てみたいと思います。
普通に歩いているとなかなか見つかりませんが、木隙間や柱、木の
幹などを時折眺めながら散策されると、フユシャクが見つかるかも
しれませんよ。
カテゴリー:生きもの情報
2014年1月18日
里山民家の奥に並ぶ田んぼ。その間には、茅ぶき屋根の材料となる
ヨシやオギなどが群生している“茅場”という場所があります。
この茅場は、人が利用するだけでなく、様々な生きものたちにも
利用されている場所なのです。
例えば、シジュウカラ。
冬になるとよく、茅の表面の皮をはいでいる姿を見かけます。
どうやら茎の中にいる虫を探して食べているようです。
田んぼに遊びに来た際には、ぜひ耳を澄ましてみてください。
「パチ、パチ」と音をたてて、茎の中の虫を探している
シジュウカラの姿が見られるかもしれません。
カテゴリー:生きもの情報
2014年1月16日
この日は、親子里山学校じっくり田んぼコースの最後の日!
4月の荒越しから秋の収穫まで、みんなで作ったお米を使ってお餅をつきます。
まず、お餅を蒸かすかまどの紹介からスタート。
初めて使う、かまどにみなさん興味津々!
これから蒸し上がるもち米を楽しみに、ガイドウォークに出かけます。
ガイドウォークでは、お米を育ててきた田んぼへ。
ぬかるんでいる時は膝まで埋まってしまう田んぼですが、
真冬の寒さですっかりカチカチに!
ザクザクと音を立てて田んぼの上を歩く不思議な体験でした♪
ここでレンジャーからクイズ!
1年間で、一緒にお米を作った人数はなんと約1600人!
収穫できたお米も大人の茶碗で約4000杯だそうです。
数字の大きさに驚きの声が上がりました♪
母屋に戻ると、さっそくお餅つきを開始です♪
「よいしょー!よいしょー!」と、周りからのかけ声に合わせて、
力強くついていきます。
力を合わせてつき上がると、次はお餅の味付け。
いそべ、きなこ、砂糖醤油、あんこの4種類を手際良くまぜていきます。
そしていよいよお餅を食べる時間。
みんなで苦労して育てたお米。お餅の味はひと味もふた味も違ったようです!
「美味しい!」「頑張ったね!」と、一緒に作業を頑張ってきた仲間同士、
笑顔が絶えません♪
そして、写真を見ながら1年間の振返り。
「大変だったけれど、とっても楽しかった!!」「子どもの成長が見られて嬉しかった!」「家族で思い出が作れた!」など、それぞれ充実感にあふれる表情と想いが詰まったご感想をいただきました!
1年間、お米作りを通して、作業のことはもちろん、里山のこと、食べ物(恵み)のこと、生き物(命)のこと、たくさんの学びがありました。天候に左右されながらも手をかけられて立派に育ったお米。みなさんのご協力で、豊かな里山の風景を守ることに繋がりました。10組31名の受講生の皆さん、本当にお疲れ様でした!岸田んぼで皆さんに再会できるのを、楽しみにしています!
また、ご指導いただいた岸田んぼ会をはじめ、田んぼに関わる公園ボランティアの皆さんや、イベント協力に参加した方々などなど、たくさんの人のご協力のおかげで、無事に一年間の活動を終えられました。ありがとうございました!
さて、平成26年度も「親子里山学校 じっくり田んぼコース(全12回)」の受講生を募集します! 公園にある岸田んぼで、私達と一緒に一年間のお米作りに関わってみませんか?ここならではの、たくさんの人や生き物にも出会えます!興味のある方はぜひお申し込みください♪
カテゴリー:里山体験|野山北・六道山公園ボランティア
2014年1月14日
1月に入り、寒さも一層厳しくなってきました。
そんな中、「岸まゆ玉保存会」の皆さんのご協力のもと、まゆ玉飾りを作りました!
まゆ玉(繭玉)飾りとは、小正月の前日に養蚕の豊作を願って飾られていた、
地元岸に伝わる伝統的な行事。
約30名の公園ボランティアが参加し、とてもにぎやかに始まりました。
まずは、まゆ玉団子づくりからスタート。
準備するものは、公園で採れたうるち米の粉とお湯。
粉に少しずつお湯を足して、お団子状に丸めていきます。
せいろで蒸したら、まゆ玉団子の完成です!
同時進行で、茹(う)でまんじゅうも作りました♪
※茹でまんじゅうは、「16まいだま」といって、玉繭(たままゆ:2匹のまゆが一緒になって作った大きな繭)を表しています。こういった品質が劣る繭が出ないよう祈願するために木のてっぺんに飾ります♪
かまどで茹で上がったばかりのまんじゅうはアツアツ!!
そしていよいよ飾りつけの時間♪
秋に収穫したみかんとまゆ玉団子を木の枝につけます。
木は雑木林で活動する公園ボランティアがこの日のために採ったもの。
子ども達も大活躍し、あっという間に
とっても綺麗なまゆ玉飾りができあがりました!!
茹でまんじゅうやお団子は来園者にもふるまわれ、
美味しいと好評でした!
岸の伝統を知り、味わう機会となりました♪
最後はまゆ玉飾りを背景に、ボランティアみんなで記念撮影。
普段に増して、明るく素敵な里山民家になりました!
まゆ玉飾りは1月末まで飾る予定です。
ぜひ見にいらしてください♪
カテゴリー:里山体験|野山北・六道山公園ボランティア
2014年1月13日
今年一番の冷え込みをみせた日、ボランティアミーティングが開催されました!
最初は、毎年恒例となっている山の神に新年のごあいさつ♪
今年の場所は樹林地整備で皆伐・択伐して新しい切り株が多くある丸山です。
アドバイザーの松井一郎氏に祝詞をあげていただき、ボランティアのみなさんの一年間の安全な活動を祈願しました。
その後は、丸山内を散策。
整備後の陽が当たる明るい雑木林に足を踏み入れるのは初めて。
これからどのように変遷していくのか、希望を胸に、各々の夢を語りながら歩きました♪これからの雑木林の手入れが楽しみですね!
そして、後半はボランティアミーティング。
各活動の報告や、来年度の計画について話し合いました!
活発な意見を交わし、有意義な時間となりました。
次回は3/2(日)に今年度最後のボランティアミーティングを予定しています♪
さて、野山北・六道山公園ボランティア活動では、来年度に向けての準備が着々と進んでいます。
里山民家ではともに里山の風景をつくる新規ボランティア(年間登録制)を募集中!
自然に興味がある方、伝統文化を伝承したい方、里山の恵みを生活に活かしたい方、公園づくりに関わりたい方など、誰でもOK!まずは登録ボランティア説明会に参加してみてくださいね♪お待ちしています!
カテゴリー:里山体験|野山北・六道山公園ボランティア
野山北・六道山公園インフォメーションセンター
TEL 042-531-2325 (9:00 ~ 17:00)
〒208-0032 東京都武蔵村山市三ツ木4-2
野山北・六道山公園インフォメーションセンター
(管理所)へのアクセスをご紹介します。
徒歩 10分
徒歩 10分
徒歩 10分
徒歩 10分
野山北・六道山公園 里山民家へのアクセスをご紹介します。
徒歩 10分
徒歩 10分
徒歩 10分
徒歩 10分
野山北・六道山公園あそびの森・冒険の森へのアクセスをご紹介します。
徒歩 15分
徒歩 15分
徒歩 10分
徒歩 15分
野山北・六道山公園六道広場へのアクセスをご紹介します。
徒歩 里山民家経由
徒歩 里山民家経由
徒歩 里山民家経由
徒歩 里山民家経由
駐車場は無料です。
駐車場スペースには限りがありますので、公共の交通機関をご利用ください。