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2014年10月29日
2014年10月23日
実りの秋を迎え、岸田んぼでは収穫の時期を迎えました!
この日集まったのは、一般イベント参加者、公園ボランティア、
じっくり田んぼコース、東村山土曜子ども講座、西多摩マウンテンバイク友の会、
岸田んぼ会、公園スタッフを合わせ、合計200名を超えるみなさん!
まずは、田んぼ作りをご指導いただいている、岸田んぼ会の会長、
宮崎さんより挨拶がありました。
準備体操をして、いよいよ作業スタート★
稲の刈り方・結び方などを、最初にボランティアがレクチャーしました。
手作業で、丁寧に刈りとっていきます。
立派に育った稲はとても力強く、ずっしりとした重みがあります。
刈った稲は、ギュッと力を込めてまとめ、稲を結びます。
しっかり結ばないと、ハザ掛けのときに緩んでしまいます。
難しい作業でしたが、だんだんとコツがつかめてきました!
子どもたちも大活躍の運搬作業♪
束になった稲穂をもってバランスを上手にとりながら、あぜ道を進みます。
鎌で稲を刈った後は、お米を1粒でも無駄にしないように、
みんなで落ちている穂をきれいに拾いました。
ハザ掛けでは、声を掛け合いながら両側から隙間がないように
詰めていきます。
思いのほか、大変な作業!!
最後は刈ったばかりの田んぼを背に記念撮影♪
荒起こしの土づくりや種まきから始め、多くの人が見守り丁寧に作業をしたからこそ、
小さかった稲がすくすくと成長できました。
たくさんの笑顔や、充実した表情がいっぱいの1日でした!
カテゴリー:イベントの報告|里山体験|野山北・六道山公園ボランティア
2014年10月22日
朝晩肌寒く、雑木林の木々も葉を落とし始めいよいよ秋も深まってきました。
このところ「尾根道や雑木林の園路上に毛虫のような虫が
固まっているのを見かけるが何の虫ですか?」というご質問をいただきます。
遠目で見るとこんな感じ!
知らずに踏みつけてしまったなんてご経験はありませんか?
この虫の正体は、ケバエという仲間の幼虫です。
普段から群れて生活をし、主に落ち葉や腐葉土を食べて育ちますが、
なぜか今の時期のみ園路に出てきます。
毒があるわけでもなく害は無いのですが、見ていて気持ちの良いものではないため
不快害虫として嫌われることが多いようです。
ケバエにも数種いますが、成虫で最も多く見られるのはハグロケバエという種類です。
ハエの仲間なのでオスの目は大きくメスは小さいのが特徴です。
ただ、園路上で見かける幼虫がすべてこの種かどうかはわかりません。
成虫は、4~5月頃に集団で表れ、オスは後ろ足をだらんと垂らして
草地の上などをメスを探してとびまわります。一斉に数多くが現れるため、
クモや鳥など他の生きものたちのエサになっているのをよく見かけます。
幼虫は落ち葉などを食べて土に帰してくれます。
見た目は不快なケバエですが、生態系の中で成虫も幼虫も重要な役割を果てしているのです。
あまり嫌わないであげてくださいね!
ハグロケバエのオス↓。
ハグロケバエのメス↓
カテゴリー:生きもの情報
2014年10月17日
全6回にわたる里山学校「雑木林マイスター入門講座~これから雑木林の活動を始める人のために~」が開講しました!
この講座では、雑木林の保全管理について体系的に学び、林を守り・育み・生かす技術に座学と実践を通してじっくり触れることができます。
今回の受講生はなんと定員を超える25名♪
「自然がとても好き!」「雑木林の管理について学びたい!」
などなど、みなさん様々な想いをもって集まりました☆
まず、ワークショップにて、早速のグループワーク♪
「雑木林ボランティアはどんなことをしていると思いますか?」という問いに、
思いついたことをどんどん出していきます。
今回の受講生の方は、雑木林で活動した経験がある方が半数で、
「活動で学んだことを伝える」「下草刈りや植物の保全をする」など、
多くの項目が挙がりました♪
最終回でも、同様のワークショップを実施予定です。
皆さんの中にどんな変化が生まれるか、楽しみですね!
その後は、林の見方を学ぶ公園ガイドウォークへ。
雑木林の活動エリアから須賀神社奥の院までまわり、林の様子の変化を参加者それぞれの目で確認しました。
歩きながら、ボランティアの雑木林活動の紹介も行いました。
こちらの写真は、昨年の冬に樹林地整備をした丸山について説明をしているところです。
残念ながら雨のため、散策予定だったコースは短縮となりましたが、
雨の日の雑木林の風景も体感することができました♪
散策から戻り、次は講義。
ボランティアや里山と雑木林について基礎知識を学びます。
みなさんとても熱心に受講中!
第2回目の講座は、10月25日(土)です。
いよいよフィールドに出て、雑木林の現状を調査したり、
コンセプトワークなどを行います!
みなさん、6回の講座、どうぞ宜しくお願いします♪
カテゴリー:イベントの報告|里山体験|野山北・六道山公園ボランティア
2014年10月3日
草はらの上を飛んでいたたくさんのトンボたち。
捕まえて見てみると赤トンボのアキアカネでした。
高い山で夏を過ごし秋になると里に下りてきます。
みんなでじっくり観察しました。
耳を澄ますと、雑木林の方からキキッという甲高い声が聞こえてきました。
この声も秋の風物詩、モズの高鳴きです。
オスもメスも大きな声で鳴いて、自分たちの縄張りを示しています。
甘~い香りが漂ってきました。
何の香かな?
みんな正解!キンモクセイの花でした。
漢字で書くと金木犀、金色の花が咲き木の表面が動物のサイの肌に似ているんだって。
稲の穂が金色に実って頭を垂れた田んぼの畔を歩きました。
ここでちょっと雑草の味見!
田んぼの中に生えている葉っぱをちぎって食べてみると辛~い。
昔は刺身のつまとして使われていたヤナギタデという植物です。
この日のメインのビオトープ。
雑草に覆われた草はらを湿地のビオトープにしたことで、たくさんの生きものたちがやってくるようになりました。
秋になると紫色の下向きの花を咲かせるタカアザミ。
ビオトープを作った時に土を掘り返したことで、眠っていた種が目覚めそれ以降毎年花を咲かせます。
大きいものはお父さんたちよりもはるかに高い背丈になります。
今ボランティアの皆さんが、このビオトープを手入れしてくれています。
この生きものもその1種。ヨシの葉を使った丸い巣を見てもらいました。
何の巣でしょう?
尻尾を含めても手の平くらい、重さ500円玉くらいの小さなカヤネズミの巣です。
無農薬の田んぼや湿地のビオトープは、秋はイナゴ、
春はカエルをはじめさらにはそれを食べるカマキリやトカゲ、
ヘビ、鳥などたくさんの生きものたちがつながりを持って暮らしています。
秋本番はこれから。
また、生きものたちと出会いに来てくださいね!
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