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2018年5月27日
雑木林を歩いていると、小さな花がいくつも落ちていました。
見渡すと、園路沿いの木に咲いている花を発見!
テイカカズラという、木々に巻きつくツル性の植物です。
咲き始めの花は上品な白色で、徐々に淡く黄色みを帯びていきます。
ほのかに甘く漂う香りと合わせ、花の色の移り変わりもぜひお楽しみください。
このテイカカズラは園内で広く見られますが、
堂山付近が見やすく、オススメのスポットです!
5月中旬から7月上旬まで楽しめるので、
皆さんもぜひ雑木林に咲く、気品あふれる花を見に来てください♪
塚本レンジャー
カテゴリー:レンジャー発 公園トピックス|生きもの情報
2018年5月20日
草木の緑が色味を増し、少しずつ夏へと移ろう季節。
出会える昆虫の種類も増えてきました。
例えばこちら。
よく見られるのは、コアオハナムグリ。
緑色の体に白い斑点がある、1cmほどの小さなコガネムシの仲間です。
一方こちらは、黒い体に薄黄色の帯があるクロハナムグリ。
渋い体色で、ほかのハナムグリとは少し異なった印象を受けます。
大きさは同じくらいの1cmほどです。
少し大きな昆虫もいました。2.5cmほどのシロテンハナムグリです。
光沢のある体は、光の加減で緑・銅・黄金色に煌めきます。
花にも訪れますが、夏にはよく樹液にも集まります。
ハナムグリたちの目当ては、大好物の花粉です。
さらに、彼らの体についた花粉はほかの花に運ばれるので、植物にとっても
彼らはありがたい存在です。
他にもチョウが蜜を吸いに来たり、集まる虫をカマキリが待ち伏せしたり。じっくり観察することで、花と昆虫のいろいろな関係が見えてきますね!
昆虫たちにとって、園路脇に咲く花はまさにレストラン♪
皆さんもぜひ、花に集まる昆虫を観察してみてください!
塚本レンジャー
カテゴリー:レンジャー発 公園トピックス|生きもの情報|見ごろ情報
2018年5月20日
雑木林の園路を歩いていると、
梅雨が近いことを感じる花が咲いていました。
名前はコアジサイ。
明るい雑木林を好む、里山のアジサイです。
街中でよく見られるアジサイのような大きな花びら(装飾花)はありませんが、
薄青紫の小さな花はとてもきめ細かく、涼を感じる爽やかな美しさです。
園内各所で5月上旬から6月上旬まで見られるコアジサイ。
皆さんもぜひ、雑木林の中できらめく、小さなアジサイの魅力を楽しんでみてください♪
塚本レンジャー
カテゴリー:レンジャー発 公園トピックス|生きもの情報|見ごろ情報
2018年5月19日
雨が降り出しそうな曇り空の中、子どもたちと野山北・六道山公園の自然を楽しむ「のやまキッズプログラム」を開催しました。
里山民家のすぐ裏にあり、ボランティアの皆さんと一緒にお米を育てている岸田んぼの一画に、今年からどろあそびを楽しめるスペースができました。
今回はそこで子どもたちとどろあそびをしてみました♪
集まってくれた子どもたちは35人。
みんな長靴や靴下を用意して、やる気まんまんです!
まずは、この季節だからこそ見られる生きもの探し。
この葉っぱはウマノスズクサという植物で、
ジャコウアゲハというチョウの幼虫の大好物です!
今の時期は卵が見つけられます。
みんな一生懸命に卵を探しています。
見つかりました!卵です!
赤くて宝物みたいな卵ですね。
ジャコウアゲハが産卵できるのも、
ウマノスズクサが育つようにボランティアの皆さんが手入れしているおかげです。
その後、田んぼに入る準備をしていると…
なんとヘビが登場!
ヒバカリという小さなヘビです。
早速、みんなで観察して、ヘビを触ってみました。
「つるっとした!」、「舌をだしてるよ!」
おっかなびっくりでしたが、子どもたちは間近で見るヘビにそれぞれ発見があったようです。
ヘビを逃がしてあげた後は、いよいよお待ちかねの田んぼ!
のはずだったのですが、なんと雨が強くなって中止…。
ちょっとしか入れませんでしたが、
子どもたちはどろの感触を楽しんでいました!
今回は天気が悪く、いっぱいどろあそびができなかったのですが、
このどろあそび場は6月くらいから遊べるようになります。
子どもたちも、「また来てもっとどろあそびしたい!」と、
どろあそび場に期待していました。
皆さんもぜひ、ルールを守ってどろあそびを楽しんでみてください♪
詳しくは、都立野山北・六道山公園インフォメーションセンターまでお問い合わせください。
塚本レンジャー
2018年5月18日
夏も近づいてきました!
里山民家では、手揉み茶をつくるイベントを開催しました。
本格的な手揉み茶づくりを指導してくださるのは
「東京狭山茶手揉み保存会」の山本正美先生。
サポートしてくださるのは、
公園ボランティア「お茶隊」の皆さんです!
まず、公園の茶畑へ行って、お茶摘み体験。
公園ボランティアと一緒に、どんどん新芽を摘んでいきます。
ちなみに、腰につけている茶摘みカゴは
公園ボランティア「里山クラフト工房」の皆さんが
公園の竹で作ったものです♪
茶葉が集まったら里山民家へ運び、
この大きな蒸し器で蒸していきます。
手馴れたお茶隊メンバーがどんどん進めていきます。
参加者も先生の説明を聞きながら、興味津々。
蒸す作業や冷ます作業も体験していきます♪
そして、いよいよ手揉み茶作り開始☆
約8つの工程を経て、お茶は完成します。
これからが長~い道のりです。
なかなか思うようにはできませんが、
楽しそうに体験されています!
さあ、いよいよ終盤です。
手つきが複雑になり、
伝える方も学ぶ方も、一層熱が入ります。
そして!!
夕方、ようやくお茶が完成し、みんなで試飲します。
自分で最初から作った手揉み茶は、格別な味ですね!
参加された皆さんからは
「お茶が出来るまでがこんなに大変だったことを体験でき、うれしく思います。」
「先生はもちろんですが、
沢山のボランティアさんのサポートがとても良いと思いました。」
「こんなに沢山の行程があるとは知らず、少々疲れました。楽しかったです。」
などの感想をいただきました!
ご協力くださった
「東京狭山茶手揉み保存会」の皆さん、
公園ボランティア「お茶隊」の皆さん、
本当にありがとうございました!!
カテゴリー:イベントの報告|里山体験|野山北・六道山公園ボランティア
2018年5月17日
日に日に暑さが増していくこの季節。
雑木林の中で変わった植物を見つけました。
一見、元気がなさそうに見えるこの花。
はじめて見たとき、しおれた花かな?と思ってしまいました。
ところがこの花、ちゃんと元気なのです!
この植物の名前はサイハイラン。少し陰った雑木林が好きな、ランの仲間です。
上から見るとちょっと地味ですが、下からのぞいてみると中はほんのり薄紫で、なかなか美しい花です。
このサイハイランは宮野入谷戸周辺や夕日台遊具広場などで5月初旬から6月初旬まで見ることができます。
上から見ただけでは気づけないサイハイランの隠れた魅力。
皆さんもぜひ、この不思議な花を観察してみてください♪
塚本レンジャー
カテゴリー:レンジャー発 公園トピックス|生きもの情報
2018年5月11日
春らしい爽やかな青空の下
100名近くのボランティアや協力団体とともに
春祭りを開催しました!!
毎年大盛況のお祭りですが
今年は昨年より来園者が増加し、
なんと863名の方が楽しんでくれました♪
会場には様々なブースが並び、
各コーナー大賑わいです☆
まず、今年初のコーナー「里の竹細工」
ボランティア活動「里の竹細工」が
里の材である竹を活用し
可愛いキーホルダーを来園者と一緒に作っていました!
「マキ割り体験コーナー」です☆
ボランティア活動「雑木林」が中心になり
小さな子から大人まで、マキ割りのサポートをしていました♪
みんなで割った薪は、里山民家の囲炉裏やかまどで使います!
今年もボランティアの力作が勢ぞろい!!
「里のお土産コーナー」
春らしい作品が並びました♪
昔懐かしい
「昔遊びコーナー」
大人も子どもも夢中です!
名物「里山のこいのぼりコーナー」では、
公園で採取したアズマネザサを使って
オリジナルこいのぼり作り♪
「茶摘み&手もみ茶体験♪」では、
一般参加者が実際に茶摘み、簡単手もみ茶作りを体験!
茶の摘み方をレクチャーしています。
早速、茶摘み体験スタート!
広い茶畑で迷いそうだね♪
お~い!
茶畑から戻った後は
摘み立てのお茶で、手もみ茶体験!
民家前では、
ボランティア活動「伝統食つたえたい♪」が中心になって
草だんごのふるまいが! 中に入っているヨモギは、今年の春に摘んだもので
来園者の皆さんも大喜びでした。
きれいな春色ですね♪
この草だんごは、
実際に母屋でかまどを使い、作ったものです。
「ご案内所」では、
1日を通して、来園者の対応をしてくれました☆
午後には里山ガイドウォークがあり
里山の生きものをたっぷり紹介!
たくさんの方々が参加してくれました。
この他にも、
里山ギャラリー、里の生きもの紹介、里山の花ガイド
里山スタンプラリー、里山クラフト、公園グッズ販売
など、どこも大賑わいでした!
そして、今年も“武州村山太鼓むつき会”の皆さんによる太鼓の演奏が
さらにお祭りを盛り上げてくださいました!
また、 “西多摩マウンテンバイク友の会”の皆さんには
事前準備から春祭り開催広報、ご案内、
公園内の自転車マナーアップの呼びかけと、
たくさんご協力いただきました♪
ボランティアの皆さん、協力団体の方々
近隣の方々の協力のおかげで、たくさんの力が集まり
里山春祭りは無事終了しました!
ありがとうございました!
カテゴリー:イベントの報告|ガイドウォーク|里山体験|野山北・六道山公園ボランティア
2018年5月7日
里山民家の田んぼ作業が始まりました!
今回は、荒起こしです!!
荒起こしは、稲がよく育つ土づくりのために行う
大切な作業です。
講師の岸田んぼ会、公園ボランティア、
「じっくり田んぼコース」の参加者の
約130名で作業を行いました。
まずは準備体操♪
田んぼの作業をイメージした体操で、
活動前にしっかりと体をほぐします!
そして、活動開始!!
まずは肥料まき。
稲の成長に偏りがないように、
田んぼにまんべんなく撒いていくのがポイントです!
次は、いよいよ荒起こし。
クワを持ち、土を耕していきます。
初めての方も、徐々にクワの使い方に慣れ、
参加者全員で一生懸命、作業を進めていきました!
みんなの頑張りで、
下田んぼ全体の荒起こしを行うことができました!
午後は、パークレンジャーによる「里山発見プログラム」も開催!
田んぼや雑木林で生き物を探して、
みんなで観察しました。
田んぼでは、
シュレーゲルアオガエルを見つけましたよ!!!
とても暑い中での活動でしたが、
休憩を少しずつ取りながら無事に活動を終えることができました♪
参加者の皆さま、ありがとうございました!!
今年も田んぼの作業がスタートしましたね!!
これから1年間、一緒に頑張っていきましょう♪
2018年5月6日
今年も竹林整備を行いました!
竹林整備とはいわゆる「タケノコ堀り」なのですが、
タケノコのうちに採らないと、
竹がどんどん増えて、手入れが大変になってしまいます…。
この整備を行うことで、日の光が入る明るい竹林に生まれ変わり、
里山の風景の美しさを維持していくためのとても重要な活動になるのです!
※今回の整備はボランティア活動の一環で行っています。
都立公園内での動植物の採取は禁止されています。
竹林整備は神明入(雑木林エリア)、大将山で実施♪
各エリアでは、
先輩ボランティアによるデモンストレーションが行われました!
「タケノコを掘ったあとは必ず穴を埋めましょう!」
など、細かく注意喚起をしながらレクチャーします。
次は初めてのボランティアも実践★
タケノコを傷つけないよう、少しずつ慎重に掘り出します。
お父さんと一緒に挑戦中!
今年はとても成長が早く、
背よりも高いタケノコもたくさん生えていました。
それも皆さんで協力して、どんどん倒していきます。
子どもたちも運んだりと大活躍★
最後に竹林整備後の
さっぱりした竹林でハイチーズ★
皆さん半日の整備作業、お疲れ様でした!!!
今回1回目の竹林整備で、300本ものタケノコが採れるという
とても豊作な年でした!
今年は色んな植物の成長が早くて
季節があっという間に過ぎてしまいそうですね。
採れたタケノコは、
来園者の皆さんに、
里山のお土産として持ち帰っていただきました。
これで、今年も里山竹林の美しい風景が保てますね!
ボランティアの皆さん、お疲れ様でした!
カテゴリー:公園の取り組み|野山北・六道山公園ボランティア
野山北・六道山公園インフォメーションセンター
TEL 042-531-2325 (9:00 ~ 17:00)
〒208-0032 東京都武蔵村山市三ツ木4-2
野山北・六道山公園インフォメーションセンター
(管理所)へのアクセスをご紹介します。
徒歩 10分
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野山北・六道山公園 里山民家へのアクセスをご紹介します。
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駐車場は無料です。
駐車場スペースには限りがありますので、公共の交通機関をご利用ください。