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2018年6月24日
雑木林の縁などで、ホタルブクロという提灯のような形の花がみられます。
名前の由来は諸説あり、子どもたちがこの花の中にホタルを入れて遊んだという説や、提灯の昔の呼び方である「火垂(ほたる)」からとったいう説などがあります。
どちらも花の形に着目した由来で、古くから人々が興味を持ってきたことが伺えます。
虫に入ってもらって受粉するためこのような形をしていて、中には広い空洞があります。虫が出入りする様子も観察してみてください。
また、よく似たヤマホタルブクロという花もあります。
見分け方のポイントは萼(花を支えている部分)で、めくれあがっているとホタルブクロ、
めくれずに山型に盛り上がっているのがヤマホタルブクロです。
同じ場所で2種類の花が見られることもあるので、見比べてみてください。
7月上旬まで見られるホタルブクロですが、特にインフォメーションセンター東側ではヤマホタルブクロと一緒に咲いている様子が見られるのでオススメです!
地図もつけましたので、ぜひご参考にしてください。
塚本レンジャー
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2018年6月23日
初夏の恒例行事!
長野修平先生(ネイチャーワークス)を講師に迎え
「竹盆づくりとソトカフェ」イベントが開催されました♪
この講座は参加者自ら里山の竹を伐りに行くところから始まります。
竹を間近でみながら、竹の特徴や伐り方の説明を受けます。
伐った竹をみんなで運搬し、
長野先生から作り方の説明を受けます。
どんな大きさの竹盆にしようか、サポートボランティアに聞きながら
作業を進めていきます。
今年の竹は厚みがあり、皆さん切るのに一苦労です☆
鉢が完成したら、園内にある
モミジの実生、ユキノシタやコケをみんなで採取します♪
(※今回の作業は講座の一環で行いました。
都立公園内での動植物の採取は禁止されています。)
仕上げは、雑木林で行います!
雑木林までは、パークレンジャーと一緒に向かいます☆
公園の成り立ちや動植物の面白さを聞きながら
いざ!雑木林の中へ♪
採取した植物や雑木の土を鉢に植え込み、
竹盆ができたら、ソトカフェの開店です♪
涼しい天気でしたが、
温かい紅茶とおいしいお菓子とともに
竹盆を囲んでお喋り♪
今回の『竹盆づくり x ソトカフェ』イベントでは
「時間の流れがゆっくりで、のんびりと竹盆作りができた」
「初対面の方とも親しくなれてよかった」
「近くに住みながら、遠くへ来たような気がしました」
という声が聞かれました。
この里山のなかで感じた自然への気持ちを
自分だけの竹盆を見ながら思い出してくださいね♪
ありがとうございました!
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2018年6月14日
今回初めて、
公園の近くにある横田基地に在住するみなさんと田植えを行いました!
初めに
公園ができるまでのお話を紙芝居で知ってもらいます。
一度は残土や廃棄物が置かれた場所が
たくさんの人の力で今の姿に甦りました。
そして、いよいよ田んぼへ!
「岸田んぼ会」の五味さん、森さんという
力強いサポートを得て田植えスタート。
今日植えるのは古代米の一種、「赤米」です。
ひとつひとつ、丁寧に植えます。
なかなかいいテンポです♪
休憩では、公園ボランティア「伝統食つたえたい♪」の皆さんが
園内で収穫した梅でつくった「梅干」で塩分補給。
「ねえ、どんな味?」「~~~~!!」
後半は、子どもたちは生き物探し。
何がいるかな?
手の中にはシュレーゲルアオガエルのおたまじゃくし。
里山の田んぼは生き物のゆりかごです。
最後に、苗がきれいに並んだ田んぼでパシャリ!
みなさんのお陰で、無事に赤米の田植えが終了!
ありがとうございました!!
季節が変われば、田んぼで出会える生き物の顔ぶれも変わります。
苗の成長を見に、また里山に遊びにいらしてくださいね!
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2018年6月12日
園内では今、あるチョウがよく見られます。
それはテングチョウ。
その名の通り、頭にテングの鼻のような細長い突起がある、
とてもユニークな見た目をしています。
翅を開くと4 センチほどで、翅にオレンジ色の模様がある可愛らしいチョウです。
テングチョウは成虫のまま冬を越し、春に産卵、卵は1ヵ月ほどで成虫になります。
今はまさに、若い成虫が一斉に舞いはじめる季節です。
集団で舞う姿は例年7月上旬まで見られ、特にインフォメーションセンター周辺や、西口広場が観察しやすくお勧めです。
皆さんもぜひ、今しか見られないこの光景を見に来てください♪
塚本レンジャー
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2018年6月8日
公園ボランティア、じっくり田んぼコース
そして一般の参加者も加わり
総勢約250名で田植えを行いました!
今年も一般参加者の希望者数は200名を超える
たくさんのご応募がありました。
応募してくれたみなさん有難うございました♪
今年は全部で7種類のお米を植えます!
*うるち米(2種類)・・・キヌヒカリ、あさひの夢※
*古代米(3種類)・・・赤米、黒米※、緑米
*もち米(2種類)・・・満月、あゆみ
※あさひの夢は今年から初めて植える品種です!
黒米も葉まで黒い新しい品種に変更しました。
どんな稲になるのか楽しみですね★
最初に田植え前の風景です♪
空が映ってとても綺麗ですね!
この綺麗な田んぼに苗を植えていくのは、ちょっと緊張しました。
苗を植えるのは、みんな同時に。
慌てないで植えるのがコツです★
みんな楽しそうですね♪
田植えで一番重要なのは、下の写真に写っている棒を持つ担当の人!
真っ直ぐ綺麗に、そして苗の間を30㎝あけながら植えるためには、
この棒係が声をかけながら全体をまとめていく必要があります。
大きな声で、皆に聞こえるように指示出し。
実は植える人よりも、大変な作業かもしれません…。
上田んぼもご覧の通り!
真っ直ぐ綺麗に植えています★
そして恒例の里山発見プログラムを開催!
今回は約40名の子どもが参加してくれました!!
広場で、バッタの追い込み漁をしたりと
自分の目でみて、歩いて探しながら生きものや
自然と触れ合うことができました。
最後に田植え作業が終わって記念撮影!
すごい人数ですね!パワーを感じます★
田んぼに関わってくれるみなさんのおかげで
里山の風景を守っていけるのだなと深く感じる一日になりました。
みなさん本当にありがとうございました♪
さて、次回6月30日は田んぼの草取りです!
こちらは一般参加者をまだまだ募っていますよ!
是非応募してみてください。
参加者全員で協力して頑張りましょう♪
~おまけ~
こんなに綺麗に植えることができました★
是非田植え後の田んぼを見に来てくださいね!
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2018年6月7日
直前の雨のおかげで、田んぼにしっかりと水が溜まり、
代かきを行うことができました♪
代かきとは、荒起こしが終わった田んぼに水を張り、
土をさらに細かくドロドロにし、
水の深さが均一になるよう表面を平らにする作業のことです。
今年はしっかり手順をふまえて、作業を行いました♪
最初に
三本グワを使って田んぼに生えたセリなどの草を取り、
土の塊をほぐしていきます。
土は足で踏んでほぐしてもOK!子どもたちも大活躍です★
そんな作業をしつつ、田んぼに住む生きものたちが傷つかないように
一旦お引越しをしてもらいます。
バケツや水槽にどんどん生きものが集められます♪
ミズカマキリ発見!
シュレーゲルアオガエルを捕まえたよ★
草取り、土ほぐし作業が終わったら、
田んぼに溜まった水が漏れないように、
平ぐわやじょれんで畔のクロ塗りをします!
この作業は、子どもたちも泥をすくって
畔にペタペタ塗るだけでも充分効果があります。
遊びながら、そして作業もしながら…。
どろんこになるのって気持ちいいね!
仕上げに
みんなでトンボを使って土を平らにします。
連携しながら、水が浅いところの泥を、
深いところへ移動させていきます。
お隣にぶつからないように気を付けながら道具を使います。
パークレンジャーによる「里山発見プログラム」も同時に開催☆
田んぼや原っぱで見つけた生きものを観察しながら、イラストを描きました♪
代かきの参加者は94人!
みんなで協力しながら
無事代かきを終えることができました!
次回の田植えも楽しみですね!
☆おつかれさまでした☆
カテゴリー:生きもの情報|里山体験|野山北・六道山公園ボランティア
2018年6月3日
5月27日、「田んぼ、雑木林で初夏の生きものを観察しよう!」をテーマに里山ガイドウォークを行いました。
まずは今年あちこちで大量発生しているテングチョウ、事務所横の洗い場にたくさんいたのでみんなで観察しました。
広場では参加してくれた子供たちが次々にチョウを捕まえてくれたのでそれぞれをじっくり見てみました。モンキチョウの翅の縁や触覚のきれいなピンク色にびっくり!
代掻きの終わった田んぼでは、シュレーゲルアオガエルの鳴き声が聞かれますが近寄ると直ぐに鳴きやんでしまいます。探しても見つからないのは、土の中で鳴いているからなんです。
かわりに白いあわあわ、ふわふわの卵を触ってみました。
この白いものは卵を守っているあわで、中にある黄色い小さな粒が卵です。
野の花小道で鮮やかな赤い実はなんですかと質問がありました。
これは熟したウグイスカグラの実。花は小さなラッパのようなかわいい形でウグイスが鳴く春先に見られます。
また子供たちが捕まえてくれたコメツキムシの仲間。
紙の上にひっくり返しておくと、パチンと音を立ててジャンプして起き上がります。
みんなの視線は小さな虫に釘付け!
最後に木の枝についていた白いあわの正体を紹介しました。
あわを取り除くと、中から小さなセミの仲間のアワフキムシの幼虫が現れました。お尻からあわを出して敵から身を守っているんです。
花は少ない時期でしたが他にもさまざまな生きものたちを見ることができました。
これから夏に向けてたくさんの出会いがありますので、また里山に遊びに来てくださいね!
次回の里山ガイドウォークは、6月24日(日)です。
皆さんのご参加をお待ちしていますね!
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2018年6月1日
雑木林の中で鮮やかなオレンジ色のチョウを見つけました。
大きなタテハチョウの仲間、ヒオドシチョウです。
春先から6月中旬にかけてみることができるチョウですが、
今の時期は大人になったばかりの若い個体を見ることができます。
この時期は翅を縁取る青色が鮮やかで、濃いオレンジ色と相まって、良く目立ちます。
また、羽ばたく力が強く、近くを通るとバサッバサッと力強い羽音が聞こえるほどです。
雑木林にありふれたチョウで、ほかの昆虫と共に樹液に集まることもあります。
かつては東京でもよく見ることができましたが、雑木林の減少と共に少なくなっています。
5月下旬から6月中旬にかけて、インフォメーションセンター北側の峰道、西口広場など開けたところで見ることできます。
皆さんもぜひ、雑木林にたくましく生きるチョウを見に来てください♪
塚本レンジャー
カテゴリー:レンジャー発 公園トピックス|生きもの情報
野山北・六道山公園インフォメーションセンター
TEL 042-531-2325 (9:00 ~ 17:00)
〒208-0032 東京都武蔵村山市三ツ木4-2
野山北・六道山公園インフォメーションセンター
(管理所)へのアクセスをご紹介します。
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