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2013年1月31日
野鳥の探し方をご紹介しました。
このほかの探し方に、「良くみかける場所を覚えておく」というのもあります。
とてもシンプルですが、意外に信頼できる方法です。
例えば、写真のこの切り株には、最近よくルリビタキがとまっています。
遠くからは分かりにくいかもしれませんが、予め、「前はここにいたな」と
頭に入れておけば、ルリビタキが飛び去ってしまう前に、こちらが早く気づくこと
ができるかもしれません。
また、以前にみかけた場所を覚えておけば、そこに近い場所に近づいた時に、
「ここに居るかもしれない」という想像がつきます。
例えば、ルリビタキであれば木の枝や、切り株、杭の上などにとまって、
食べ物を探す習性があります。杭の上に糞が落ちていれば、鳥は居なくても、
そこが「お気に入りの場所だ」と想像がつくのです。
冬は野鳥が見つけやすい時期です。ぜひ、いろいろな手掛かりを見つけながら、
野鳥を見つけてみてください。
(大畑レンジャー)
2013年1月27日
本日、狭山公園で『親子自然遊びプログラム(3,4歳対象)』が行われました!
毎回大人気のこのプログラムには、今回もご近所の方から、
遠く都内や埼玉県の方まで、11組29名の親子が参加。
この日は「冬の楽しみ方」をテーマに、園内を周ります。
園内へ出発する前に、まずは体を温めることからスタート。
講師の峯岸由美子さん(一般社団法人 遊心)の合図で、
親子で手や体をこすり合わせます。
「今日は、お子さんの後ろにくっついて、一緒に楽しんでくださいね。」
同時に、親子遊びのポイントも伝えられます。
体が温まったら、“温かいもの&冷たいもの探し”に出発。
こちらは、さっそく土の中でキラキラ光る霜柱を発見!
「冷たいー!」と子ども達は大はしゃぎで、お父さん・お母さんに見せに行きます。
風の広場では、「冷たいもの」ということで、風を全身で感じることに挑戦!!
子ども達は、風を切るように、一気に坂を駆け下りていきます。
下では、我が子をしっかり受け止めようとお父さん・お母さんがスタンバイ。
じっとしていると冷たい風も、動くと気持ちよく感じられます。
一方、坂の下では、暖かいフカフカの寝床を発見した親子も。
寝っころがって、太陽の光を全身にあびると、体がポカポカ温まります。
最終目的地の石の広場へ着くと、木を手で触り始める子ども達。
「あれ!なんか虫さんがくっついているよ!」
木にくっつくミノムシを見つけたようです。
何もいないように見える今の時期にも、生き物がいることが分かり、
子ども達はもちろん、お父さん・お母さんも興味津々で観察していました。
“温かいもの&冷たいもの探し”で、園内を満喫した今回のプログラム。
寒い冬を思いっきり楽しむヒントを得ていただけたようです。
ぜひ、また冬の狭山公園に遊びに来てくださいね!
今年度の『親子自然遊びプログラム』は、今回で終了。
4月から春のプログラムを開催する予定ですので、
ぜひHPやお知らせをチェックしてみてください♪
2013年1月27日
本日、狭山公園で「花炭づくり」を開催しました!
この「花炭づくり」は、園内で採れる木の実を活用して飾り炭を作るもので、
人気の高いイベントの1つとなっています。
今回も定員を超えるお申込みがあり、今日は見事当選した21名の参加者が
集まりました。
花炭の作り方や注意事項の説明を受けたら、さっそく花炭づくりスタート。
まずは、材料となる木の実を缶に詰めていきます。
今回使うのは、マツボックリやヒマラヤスギの実など全部で13種類。
その種類の多さに驚きながら、好みの木の実を選び詰めていきます。
材料を詰めた様子がこちら。
さて、この木の実たちは、どんな花炭に変身するのでしょうか。
材料を詰めたら、火を焚いて缶を燃やしていきます。
今回の参加者のみなさんは、「花炭づくり」初挑戦の方がほとんど。
たき火の暖かさを感じながら、缶の様子をしっかり見守っていきます。
約1時間後、どの班も無事に燃やす作業が終了!
缶を開け、中を確認したいところですが、缶が冷めるまでしばらく待ちます。
缶が冷めるのを待つ間、花炭の材料となった木の実を巡るガイドウォークに出発!
木の実がある場所を知ることはもちろん、その特徴や親となる木についても
じっくり観察。
材料のルーツを体感し、みなさん作った花炭に更に愛着が増したようです。
ガイドウォークから戻った後は、お待ちかね、花炭の出来具合の確認タイムです!
緊張の面持ちで、一斉に缶を開けると…
「素敵!!」「上手に焼けているね!」など、各班から歓声があがります。
木の実の種類の違いで、光沢の度合いが異なるのも面白いですね!
「花炭の美しさに感動しました!」
「たき火の暖かさを感じながら、一日楽しめました!」
どの班も上々の出来栄えで、大満足の様子のみなさん。
安全のため、今日作った花炭は1週間後のお渡しとなります。
お家のインテリアとして楽しみながら、ぜひ狭山公園を思い出してみてください。
2013年1月26日
冬の澄んだ青空のもと、狭山公園でガイドウォークを行いました。
今は、冬真っ只中!こんな寒いときに、生きものたちはどうしているのでしょう。
みんなで探しに行きました。
まず発見したのは、ケヤキの皮の間で寒さをしのいでいた「ウバタマムシ」。
普通は幼虫で越冬しますが、時々、成虫も見られます。
冬にも昆虫が生きていることに、皆さん驚かれたようです。
さて、次は何がいるかな?
風の広場にある花壇脇に、「オオイヌノフグリ」や
「ホトケノザ」がもう咲いていました。
春に咲く花ですが、こんなに寒い時期からでも少しずつ咲き始めています。
そして、石の広場では双眼鏡を使って、冬鳥を観察。
枯草の間に、草の実を探している「ホオジロ」を見つけました。
この他にも、ツグミやモズ、ヤマガラなどを観察することが出来ました。
これらの冬鳥は、北の国や少し高い山から食べ物を求め、旅をして来た鳥たちです。
春まで、もうしばらく公園で見ることが出来ます。
葉を落とした木の枝先もよく見てみましょう。
ここでは、「ハラビロカマキリの卵」と
みのむし(オオミノガの幼虫)」を見つけました。
虫たちは、卵や“みの”といった寒さや乾燥から身を守るシェルターで越冬します。
一見、何の心配もなく冬を越せるように思いますが、
時に冬鳥たちの食べ物になることもあります。
厳しい冬を乗り越えるには、どの生きものにとっても大変なことなんですね。
最後に、トウカエデの林に行きました。
落ち葉の下や木の株元などを良く見てみると、
「タチツボスミレ」がもう芽を出していました。
昨年は春先に、タチツボスミレが林床一面に咲きました。
今年もたくさん咲いてくれるといいなぁ。
寒さの厳しい時期でも、探してみると公園のあちこちに、
冬を逞しく生き抜く冬鳥や昆虫、野草たちをたくさん観察できましたね!
小さな命の力強さに触れ、参加者の方も
冬の公園の見方が少し変わったのではないでしょうか。
冬ならではの生きもの達の姿を見に、ぜひ皆さんも公園へ遊びに来てみてくだい。
***お知らせ***
狭山公園のガイドウォークは、
毎月第3日曜日、13:30から一時間程度
公園にいる季節の生きものを探しながら歩きます。
2013年1月18日
2日前に降り積もった大雪が、溶けずに多く残っている園内。
この日は、狭山公園友の会の定例活動日で、1月26日(土)に開催する
『花炭づくり』イベントに向けて準備を行いました。
まずは室内で、イベント当日の流れや友の会メンバーの役割、注意事項などを確認。
朝の準備、花炭を作っている最中、イベント終了後の片付けまで、
細かく流れを追いながら、火の扱いやサポート内容を共有します。
その後、当日の会場となるバックヤードへ移動し、火を焚くためのドラム缶や
材料を入れるオイル缶などの配置を確認。
安全性や缶にまんべんなく火を行きわたらせるための工夫など、話し合いました。
また、昨年12月19日のイベント練習時に作った花炭の仕上がりも全員でチェック。
缶を開けると、キレイに炭になっているもの、そうでないものが混ざっています。
「何種類もの材料を入れると、燃えにくいのね」
「材料は重ねないほうがいいみたい」
材料を入れるポイントも、改めて確かめることができました。
その後、2チームに分かれて準備です。
こちらは、炭にする材料を「炭になりやすいもの・なりにくいもの」で仕分け中。
缶に材料を入れる時、「炭になりやすいもの・なりくいもの」で分けて入れることで、
焼く時間の調整もしやすくなり、より完成度の高い花炭を作ることができます。
一方こちらは、先ほど決めたドラム缶の配置をもとに、高さや位置を微調整。
園内の枯れ枝を活用して、燃やす薪も用意しました。
イベント当日に向けて準備は万端!
あとは、お天気になることを祈るばかりです。
みなさん、当日はサポートをよろしくお願いします!
※『花炭づくり』は、定員を超えるお申込みをいただき、
満員御礼で募集を締め切りました。
お申込みいただいた皆様、ありがとうございました!
★★狭山公園友の会★★
友の会の活動に参加してみませんか?
気さくなメンバーが集まり、和気あいあいとした雰囲気で楽しく活動しています♪
活動日:主に第1・3水曜日、第1日曜日
内容:花壇活動、森のお手入れ、イベント協力(子どもの日、さやまキッズプログラムなど)
次回の定例活動は、
2月6日(木)10時~「花壇のお手入れ」を行います。
活動への参加は、来られる時だけでOK。
体験入会も、もちろん大歓迎です!
ご興味のある方は、狭山公園パーセクセンターまでお気軽にご連絡ください。
カテゴリー:狭山公園|狭山公園友の会(ボランティア)
2013年1月13日
狭山丘陵では、昨年に比べて冬鳥が多く見られています。
その中で、カラ類に混ざって色々な野鳥が一緒にいる姿を見かけることがあります。
以前、野山北・六道山公園のブログで紹介しましたが、これを「混群」といいます。
今日は八国山緑地でも、キクイタダキやヒガラが混ざる、シジュウカラを中心とする混群に出会えました。
キクイタダキ
ヒガラ
カラ類の混群は、食べ物を求めて常に動いています。
「ここならば必ず会える」という場所は無く、巡り合わせや運によるところも大きいのです。
ポイントは、シジュウカラだけ見て通り過ぎないこと。
暫くじっとして眺めていると、キクイタダキやヒガラ、メジロやコゲラがだんだんと現れる事があります。ぜひ、試してみてください。
キジバト
まだまだ寒い日が続きますが、キジバトには一足早く春がやってきているようです。
今日、巣材を運ぶ姿を見かけました。
身近な鳥も良く見ると、いつもと違う事をしていることがあります。
こちらも、よく見てみて下さい。
(レンジャー大畑)
2013年1月13日
本日、東大和公園で『ちょこボラ「森のお手入れ」』が行われました!
「ちょこボラ」は、“気軽に参加できるボランティア”をコンセプトに、
昨年の5月より2カ月に1度のペースで開催。
早いもので、なんと5回目となりました!
背中が縮こまりそうな寒さの中、12名の方が参加。
皆さん、「ちょこボラ」経験者の方で、“子どもたちが遊べる森を作ろう!”
とやる気満々で集まって下さいました!
この日は、夏に刈り残してしまったササや常緑樹の刈り取りを中心に行います。
常連の参加者の方は、剪定バサミの使い方もお手の物。
この時期は、木の葉も落ち、ササや常緑樹が見分けやすくなっていて、
作業スピードがいつもよりアップ。
作業中、落ち葉をよけてみると、スミレの小さな芽やジャノヒゲの実を発見!
これまで継続してお手入れを行ってきたことで、地面にも光があたるようになり、
今まで見られなかった植物が増えてきました。
これまでの成果を目の当たりにし、みなさんもとっても嬉しそう!
最後、刈り取った常緑樹を抱えるみなさんの足取りも軽く、
森の中は更に明るくなりました!
午後のガイドウォークでは、冬にしか見られない鳥や越冬中の虫たちをご紹介。
春に咲く花の芽も少しずつ出始めていました。
芽吹きの春が、楽しみですね!
次回の活動日は3月。
お手入れした森や、この日見た植物はどんな風に変化しているのでしょうか。
その変化を見に、ぜひまた参加してくださいね♪
(報告者:インターン 石井優希)
★★★今後のスケジュール★★★
東大和公園で、ちょこボラしてみませんか?
一度経験すると、きっと「森のお手入れ」の楽しさを感じることができます!
2か月に1度のペースで、季節に応じた作業を行っていきます。
日時:3月 9日(土) 10時~12時(雨天中止)
参加費:無料
対象:小学生以上(小学2年生以下は保護者同伴)
持ち物:軍手、飲み物、手ぬぐいかタオル(2枚)、長袖・長ズボン
*汚れても良い服装でお越しください。
当日受付OKで、初心者大歓迎です!
お茶とお菓子付きで、午後には公園レンジャーによる
ガイドウォーク(自由参加)もあります♪
ぜひお気軽にご参加ください。
2013年1月7日
冷たい空気がピリッと気持ち良い午後、 さやまキッズプログラムを行いました。
参加者は、総勢49名!
今回は、公園を歩きビンゴゲームをしながら、
冬にはどんな生きものがいるのか探しに行きました。
ビンゴのお題は、「ぺったんこ草」「みのむし」
「木のなかにかくれている虫」など、全部で9個。
さて、みんな見つけることが出来るかな?
まずは、風の広場で「ぺったんこ草」を発見!
どうして、こんなにペッタンコなんでしょう?
実はこの姿、冬にしか見られません。
植物も、寒い冬は苦手。
冷たい風に当たらないように平たくなり、
陽をたくさん受けるために葉を大きく広げています。
さぁ、次はなにが見つかるかな?みんなドキドキワクワク!
次に発見したものは「みのむし」。
風の広場や石の広場にある木の枝先に、 たくさん付いているのを見つけました!
「みのむし」は、ミノガの幼虫です。
春になると成虫になりオスはメスを求め飛び立ちますが、
メスは翅(はね)も肢(あし)もなく、一生「みの」の中で暮らします。
あれれ?みんな幹の窪みを覗き込んでいますね。
一体、何がいるのでしょう?
正解は、「ヨコヅナサシガメの幼虫」。
幹の窪みには、幼虫が数十匹あつまって寒さをしのいでいました。
春になるまで、じっとガマン!
写真は、ひょっこり出てきた幼虫をみんなで観察をしている様子です。
この他にも、冬になると北国から渡ってくるマガモや、
冬の間たまごで越冬するカマキリなど、
たくさん冬の生きものを発見できました。
最後、子ども達にビンゴのお題にあった
「いちばん面白かったもの!」について聞いてみました。
「池一面に氷がはっていた!」「冬なのに、タンポポが咲いていた!」
「ススキがきれいだった!」など、ビンゴ以外にも
たくさんの新しい「冬」の姿を見つけたようです。
こんな寒い冬の季節にも、たくさんの生きものがいることが分かったね。
みなさんも是非、今の時期にしか見られない生きものの姿を探しに、
公園へ遊びに来てください!
***お知らせ***
さやまキッズプログラムは、毎月第一日曜日に行っています!
次回は、2013年2月3日(日)13:30 〜15:00です。
冬の公園をもっと楽しみましょう!ぜひ、ご参加ください。
狭山公園パークセンター(管理所)
TEL 042-393-0154 (9:00 ~ 17:00)
〒189-0026
東京都東村山市多摩湖町3-17-19
狭山公園へのアクセスをご紹介します。
徒歩 5分
駐車場スペースには限りがありますので、公共の交通機関をご利用ください。
八国山緑地へのアクセスをご紹介します。
徒歩 5分
駐車場がありませんのでご注意ください。
東大和公園へのアクセスをご紹介します。
徒歩 10分
徒歩 0分
駐車場がありませんのでご注意ください。